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12月<世界のことばで読み聞かせ>@世田谷中央図書館

今月はクリスマスをテーマに、各言語の読み手の方にそれぞれの国のクリスマスの様子を伝えてもらいながら、とても賑やかな会となりました。
まずクリスマスのことを教えてくれる絵本『クリスマス』(ロクリン社*2015年復刊)から、外国のクリスマスの文化を少し紹介しました。クリスマスがどんな日が教えてくれる本をありますか?とよくお問い合わせがあるといつもおすすめしている大事な一冊。バーバラクーニーの挿絵がすてきです。ラッキなことに中央図書館には原著"Christmas"を蔵書しています。

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最初はクレメント・ムーアのクリスマスの詩 "The Night before Christmas"を英語と日本語で。洋書もいろいろなさし絵で出版されており、日本語版も『クリスマスのまえのばん』(福音館書店)『クリスマスのまえのよる』(主婦の友社)、『聖ニコラスがやってくる』(西村書店)、『クリスマスのまえのばん』(BL出版)『しずかなしずかなクリスマスイブのひみつ』(BL出版)など、翻訳にもバリエーションがあって読み比べも楽しいです。英語の読み手はタイ出身のターさん。雪を見たことのないターさんは、小さいころに絵本でマッチ売りの少女を読んで、雪があこがれだったそうです。タイは仏教の国なので、クリスマスツリーは飾っていますが、特別な文化はあまりなく、お正月が重視されているとのことでした。

今回ターさんのお友だちのゴさんには『はっぱのおうち』(福音館書店)のタイ語をお願いしました。
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タイでは絵本文化が普及していて、外国の作品も幅広く翻訳されています。日本の絵本も積極的に翻訳出版されています。

次はフランス語で『わたしのワンピース』(こぐま社)
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「ミシンカタカタ、ミシンカタカタ」「ラララン、ロロロン」と絵本の世界がフランス語でも雰囲気そのまま表現されていたように感じました。。グルジリアさんご夫婦のとてもすてきな絵本タイムでした。12月9日に中央図書館で著書の西巻茅子さんが講演予定です。
フランスのクリスマスの様子も教えてもらいました。日本でもお馴染みの切り株の形をしたケーキ、ブッシュドノエルは、アイスクリームのケーキだそうです。ごちそうは七面鳥!ツリーは1月に入るまで片付けないのだそうですよ。

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ポーランドのクリスマスについて、ウカシュさんが紹介してくれました。切り紙の飾りに子どもたちも熱心にみていました。驚いたのはポーランドでは12月6日にサンタさんが来るんだそうです。そして12月25日には、親がツリーの木の下にプレゼントを置くという慣わしだとか!クリスマスのごちそうはチキンではなく鯉そうです。写真の絵本のページはポーランドの昔からの藁のクリスマスかざり。さらに1月6日は聖書にでてくる鬼のような獣たちに変装した行列が家をまわって、一年の幸運を祈るそうです。子どもたちからはハロウインみたい!という声が上がりました。日本の新年の獅子舞のようでもあります。

いつも読み聞かせをサポートしてくださっている図書館の福田さんがロシアのクリスマスの様子を絵本で紹介してくれました。ロシアではロシア正教の暦で1月7日。写真のサンタさんのような人は、ジェットマロース、訳すると厳寒おじさん!孫娘の雪娘もかならず登場するのだそうです。
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いろいろな国のクリスマスの様子が聞いていたら、あっという間に時間になりました。子どもだけでなく、大人にとっても楽しい絵本タイムでした。最後にクリスマスキャロル"12days of Christmas"『クリスマスの12日』(講談社)を紹介しました。

みなさん、よいクリスマスを!
世界のことばで読み聞かせは、1月、2月はお休み、次は3月4日です。最後の会はこれまでの読み手、みなさんに集合してもらえるようお声がけしています。どうぞお楽しみに!





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by ehondana77 | 2017-12-03 17:58 | 多言語絵本